
井神
黒を塗ると何描いているのかわからなくなる

タマクロー
べったり全部塗るからだろ
黒の表現
前回マンガを描いていて、違和感を感じたところの一つ。
黒を全部ベタにするとわけがわからなくなるので、他の人がどうやっているのか調べてまとめてみました。
ベタ
一番左の猫です。
マンガで黒く塗ることをベタといいます。
ですが、そのままキャラに塗ってみるといろいろ残念な感じになってしまいました。
コマや絵の大きさにもよると思いますが、上の絵だと足もひげも潰れてしまい、かろうじて目がわかるような感じです。
影だけベタ
左から2番目の猫です。
影になるところだけベタを入れています。
影だけ黒なので、なんとなく白猫にも見えてしまっています。
影だけベタ+タッチ
左から3番目の猫です。
タッチとは線の描き方です。
雰囲気がでるように、タッチでグレーになりそうなところを描いています。
さっきより黒猫っぽいかな?
影ベタ+トーン
左から4番目の猫です。
トーンとは、網点が描かれたフィルムです。
上の絵だとグレーで塗って網点にはなってませんが、雰囲気は同じです。
ちょっと解像度が低いので網点だ粗いですが、グレーを表しています。
トーンだとこんな感じで、画面の解像度でイメージがかわります。
WEB上にアップするならグレーで良い気がしました。
また、トーンがグラデーションになっている場合もありました。
まとめ
黒いものの表現。
持っているマンガを見てみると、テカリの強いもの、でこぼこしてるもの、マットなものなどの質感表現と、光や影などの陰影表現を同時に行っていることが多いようです。
そこに模様や形を表す線などが加わるなどすると、黒の表現とは結構奥が深い気がします。
理屈じゃなく感覚でつかめるまで実践を繰り返すほうが習得が早いかもしれません。